タケスエ歯科医院は横浜市戸塚区 JR戸塚駅西口トツカーナモール2F。自由診療 インプラント歯科 審美歯科 矯正歯科を専門に丁寧な診療・治療を行っています。

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インプラント治療をお考えの方に

インプラント治療の現状

確実な歯医者さんの選び方ー「こんな歯医者さんではインプラント治療はうけたくない!」

ぜひ一度ご相談ください

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インプラント治療の現状


診査や術式を誤ると、せっかくの
前歯もこのような結果に…

ここ10年くらいの間に日本でも急速に発展し、一般的にも認知されはじめてきたインプラント治療。
一昔前までは「特別な訓練を受けた歯医者さんしかできない高度な治療」というイメージがありましたが、今ではほとんどの歯医者さんで当たり前のようにインプラント治療が受けられるようになりました。
しかしその分、現実問題として、インプラント治療がうまくいかなくてトラブルが生じ、訴訟や裁判沙汰になっている事例が山ほど出てきているのも、残念ながら事実なのです。
それは、歯医者なら誰でもインプラント治療をやるようになった反面、ある一定レベルの知識や技術がないままに患者さんにインプラント治療を提供してしまい、その結果トラブルが、時として起こりうるからなのです。
そしてそれがニュースや雑誌などの媒体に出てきますと、「インプラント治療は危険」というイメージをみなさんに植え付けてしまい誤解を生じることにもなります。
診査や術式を誤ると、せっかくの前歯もこのような結果に…
しかし、インプラント治療というものは、綿密な診査と計画のもと、熟練された技術を持つ先生が、スタッフのチームワークを得て、確実な手技で行いさえすれば、これほど安定性の高い治療はないはずなのです。
インプラント治療をご希望の方は、まずは「確実な歯医者さん選び」が必要です。
これを誤りますと、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。

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確実な歯医者さんの選び方

では実際に、どのようにして確実なインプラント治療をしてくれる歯医者さんを選べばよいのでしょう?

「こんな歯医者さんではインプラント治療はうけたくない!

①はじめからインプラントをしきりに勧めてくる

一般の多くの方々が、そして残念ながら歯科医師の中でも何割かは間違って認識されていることですが、インプラント治療というのは、決して全てのケースでベストな治療法であるとは限りません。

はじめからしきりにインプラントだけを勧めてくる歯医者さんは、あまりお勧めできません。

特に雑誌や看板、インターネットなどの媒体を使ってインプラント治療を大々的に宣伝している歯医者さんは、そのような傾向が強いようです。

残念ながらそういう歯医者さんの多くは、患者さんのお口の中の健康のことよりも、ご自身の利益の方を重点に置かれておられる先生が多いように思えます。

残念ながら多くの患者さんは、宣伝を見て、そういう歯医者さんを探して治療を受けに行きます。

②極端に安い治療費で宣伝している

インプラントは残念ながらまだ保険適用の治療法ではございません。
どこの歯医者さんでやっても、ある程度高額な自費治療になります。

現状のシステムで、私たち歯科医院が、信頼のおけるメーカーのインプラント商品を使い、万全の感染対策をしたうえで確実な手術を行い、しっかりとした上部構造(インプラントの上に つける人工の歯)を作ろうと思えば、最低でもインプラント1本約30万円~35万円は患者さんにご負担いただかなくてはいけません。歯科医院によっては1本40万~45万円というところもございます。

あまり高すぎるのもどうかと思いますが、もっと困ったのは極端に安すぎるところです。

きちんとしたメーカーで確実なインプラント治療を行おうと思えば、1本10万円とか15万円とか、そんな破格な値段で出来るとは思えません。

ただし、極端に安い製品を使ったり、どこかで手抜きをしたりすれば、それも出来ないこともない話ですが…。

③他の治療の選択肢の説明をしない

インプラント治療をするのにも、「この症例にはインプラント以外には選択肢はない」というケースなどひとつもなく、どんなケースにも複数の選択肢が存在します。

一般的には、インプラント以外ですと、ブリッジや取り外し式の入れ歯、または稀ではございますが意図的再植法(診療メニュー「外科・歯の再植」をご参照ください)という治療法が選択肢に入ることもございます。

この歯の治療をするのにいくつかの選択肢があり、その中にインプラント治療があるのならまだしも、はじめからインプラント治療しか説明しないような歯医者さんでは、治療を進めるのを一度お考え直していただいた方がよいかもしれません。

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④インプラントの欠点や問題点を説明しない


「インプラントに優るものは
ありません私が保証します」
なんて言う先生にはご用心…

インプラント治療は決して「完璧」な治療法ではなく、また全ての方にお勧めできる方法でもございません。

当院の診療メニュー「インプラント治療」でも書いておりますが、インプラント治療にも、もちろん欠点や問題点がございます。

それらの問題点をいっさい説明せずに、インプラント治療の良いところしか話さない先生はあまり好ましくはございません。

患者さんの中には、または症例の中には、インプラント治療よりも他の治療法の方が望ましい場合もたくさんございます。

あらためて申しますが、インプラント治療が全てのケースでベストな治療法であるとは思っていません。

患者さんの中には、または同じ患者さんのお口の中でもその部位の条件により、インプラント治療よりも他の治療法の方が望ましい場合だってあるのです。

当院へインプラント治療ご希望でご来院される患者さんにも、他の選択肢を勧める場合も多くあり、たびたび患者さんに驚かれることがございます。
インプラント治療がベストだと思ってきたのに、インプラントよりも安い他の治療法を勧められたのですから、驚かれるのも無理はございません。
しかし、その人にとってオンリーワンの最良の治療法に導いていくのは、私たち歯科医師の義務であると私は信じています。

⑤まだまだ助かる見込みのある歯をしきりに抜歯したがる

「この歯を抜いてインプラントにしましょう」と歯医者さんから勧められて、迷っていらっしゃる方おりませんか?
ちょっと待ってください。本当にその歯は抜かなければいけない歯ですか?
他の歯医者さんに行かれてセカンドオピニオンを聞いてみましたか?

みなさん、ご自身の歯は抜いたらおしまいです。
二度と生えてくることはありません。

だからこそ今、こうしてインプラント治療が注目されてきているわけですが、そのインプラント治療を置いてでも、やはりご自身の歯に優るものはございません。

歯科医師とは、歯を守る仕事です。

助かる見込みが少しでもある場合には、全力をもってその歯を助ける努力をし、少しでもそれを良好な状態に導いていく使命があります。

その使命を自ら放棄し、助ける努力もせずに「その歯を抜いてインプラントに」などと患者さんに勧めることは、当医院では出来かねます。

なかには、まだまだ助かる見込みのある数本の歯を全て抜歯して、歯が一本もない状態にしてから「All on 4」または「All on 6」(4本または6本のインプラントのみで全ての人工の歯を支える方法)を行う治療をされているところもございますが、そのような治療を私たちは「オーバートリートメント」(過剰な治療・行きすぎた治療)と呼んでいます。

⑥事前にCT撮影をせずに治療をしようとする


<実際の上の奥歯のCT写真>
上の奥歯の断面図(クロスセクション画像)。
インプラントを入れたい部分の骨の頂上
(歯槽頂上)から上顎洞底線までの距離と
方向が正確にわかります。

インプラント治療を行う場合には、事前にCT撮影を行うことは必須であると考えています。

CTとは、簡単に申しますと、見たい画像を三次元的なイメージで把握できる撮影法です。物体を3Dで表現し、その寸法までも限りなく精密に表わすことができる優れた診断方法です。

私たちがインプラント治療を行うときに最も重要になってくるのが、『インプラントを入れたい位置にどれくらいの健康な骨があるのか』ということを正確に把握することにあります。

例えば下の奥歯であれば、骨の頂上から神経(下歯槽神経)までの正確な距離を把握しておきませんと、神経を傷つけて「神経麻痺」などのトラブルを生じることがありますし、上の奥歯であれば、骨の頂上から上顎洞の一番下の位置(上顎洞底線)までの正確な距離を把握しておきませんと、インプラントが上顎洞を突き抜けて、上顎洞炎や蓄膿症、さらにはインプラント自体が上顎洞内に落ち込んでしまうなどの大変な事態になりかねません。

通常のレントゲン撮影(パントモ・デンタル)は、みなさんご存知の通り二次元画像です。しかしこれらレントゲン写真というものは、そもそも立体的な物体に光をあてて、その影絵を見ているのと同じで、その内部の様子はわかっても、画像自体にゆがみが生じていますので、レントゲン写真の上ではA点からB点までの距離を測ることは決してできません。

  • <パントモ写真>
  • <デンタル写真>

いずれも診断には非常に有効なツールですが、正確な距離の測定は出来ません。


<CT写真による3D画像診断>

しかし、今でもまだパノラマレントゲンやデンタルレントゲンのみでその距離をおおまかに判断してインプラント治療を行う歯医者さんが多いのも、残念ながら事実です。

どんな治療をするにせよ、私たち歯科医師が、事前にどれだけ信頼のおける情報を得ることが出来るかが、治療の成功を左右することは言うまでもありません。

特にインプラント治療の場合、CT撮影を行えば、レントゲン撮影のみを行った場合よりもはるかに多くの情報量が得られるのです。

タケスエ歯科医院では、日立横浜病院と提携して、インプラント治療前のCT撮影を行っています


  • <日立横浜病院>

  • <CT撮影室>
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⑦初診時に「次回インプラントを入れましょう」と言ってくる

いま申しました通り、インプラント治療をお受けいただくには、CT撮影などの綿密な診査と計画が必要です。

また、歯周病が進行している患者さんにいきなりインプラントを入れることもできません。歯周病の原因となる歯垢(プラーク)は細菌の塊なので、その中にいる細菌によってインプラントに感染が起きる可能性があるからなのです。
ですから事前に最低限の歯周病治療は必要になりますし、術前には何度かクリーニングにお越しいただき、お口の中の細菌の数を少しでも減らして、治療の成功率を限りなく100%に近いところまで上げる努力をする必要がございます。

当院では、初診でご来院いただいてから、インプラント治療をお受けいただくまでには、最低でも1カ月は事前に診査やクリーニングでお通いいただきます。

そのことをご理解いただけない限り、決してインプラント治療へは進みません。

初診でお会いしたばかりの患者さんに「じゃ次、さっそくインプラント入れましょう!」
とおっしゃる歯医者さんも多いそうです。お気をつけください。

⑧事前に保証書や契約書、注意事項などの書類を渡されない

こんな大事で高額な治療、歯医者さんとの口約束だけはおやめになられた方が賢明です。
きちんとした書類での契約書、術後どれくらい保証してもらえるのかが記載された保証書や注意条項を記された紙などのいわゆる「ペーパーワーク」での説明がないところでは治療を受けることはあまりお勧めできません。

私は90年代にアメリカのボストン大学でインプラント治療を学んできました。
(詳しくは院長略歴をご覧ください)


  • ボストン大学インプラント科
    第4回インプラントコース修了証(1994年)

  • ボストン大学インプラント科
    第5回インプラントコース修了証(1995年)

実際のアメリカでのインプラント治療を行う前には、さすが訴訟大国のアメリカだけあり、患者さんとの間で山というほどのペーパーワークがありました。
当院では、そこまでとはいかないものの、私がアメリカで学んで「これは必要だ」と感じた書類を、そのまま日本語になおして作った以下のようなオリジナルの契約書類を完備しております。これらを必ず事前に患者さんにお渡しし、内容にご納得いただき、サインをいただいてから治療に入るようにしております。

  • 保証書および同意書
  • 手術当日の注意事項
  • 手術後の注意事項
  • 手術後に起こりうる稀な症状とその対処法について

  • 保証書および同意書

  • インプラント手術前の注意事項

  • インプラント手術後の注意事項

  • 手術後に起こりうる症状に
    対する同意書

また、最近では、治療後に以下のような書類もみなさんにお渡ししています。

■インプラント治療
メンテナンスガイド

一般的なインプラントのお手入れの仕方について書かれた冊子です。

■アストラテックインプラント
治療記録カード

当院で取り付けたインプラントのメーカー名やシリアルナンバーが記載されています。これでもし万が一、将来ご転勤やご転居などで定期検診にお越しいただけなくなったとしても、転居先の歯科医院でも安心して診察を受けることができます。

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⑨適切な感染対策をしていない

インプラント手術は、局所麻酔で行え、しかも1時間ほどで終了する、決して難しくはない処置です。

しかし実際にインプラントの手術を際には、私たちは右の写真のように、徹底した感染対策を行い、全身麻酔をして行う外科用のオペガウンを着用して行います。

なぜかといいますと、インプラント手術の成否を大きく左右する因子として、「術中の感染」ということがまず挙げられるからです。

歯医者さんの中には、通常の治療の一貫として、いつもの診療台といつものユニフォームで、簡単にインプラント手術を行うところも多いと聞いていますが、そういうところは手術中に感染を起こして失敗し、結果としてトラブルを生じる危険性がますます高くなります。

当院ではインプラント手術を行う際には、使用器具は完全に滅菌し、私たちも滅菌ガウンを着用し、限りなく感染のリスクを減らして無菌に近い状態で処置を行います。

このように手術中の写真をご覧になりますと「タイヘンな治療をするのでは?」とお思いになられるかもしれませんが、あくまでも術中の感染防止を目的としたものであって、処置自体は決して難しいものではございませんので、ご安心ください。

⑩メインテナンスの重要性を説明しない・定期検診をしない

インプラントを末永く健康な状態で持たせるためには、何をおいても「適切なメンテナンス」が最も大切になってきます。

インプラント治療は「インプラントを入れたらはいおしまい」という治療ではございません。
常に健康な状態を保っていただくために、術後も定期的に検診にお通いいただく必要がございます。
これなしではインプラント治療の「長期的な」成功はありえません。

しかし、インプラント治療を沢山行っている歯医者さんほど、全ての患者さんに徹底した定期的な検診とクリーニングを行うことは難しくなってくるようです。

インプラントを歯医者さんから勧められて迷っている方がいらっしゃいましたら、どうぞ先生にこう聞いてみてください。
「インプラント治療が全部終わったら私はどうすればいいですか?」

先生から返ってくる言葉で、おのずと判断がつくはずです。
あまり検診にお越しいただくのに熱心でない歯医者さんでは、治療はお勧めできません。

中には「術後の定期検診は他の歯医者さんで行ってください」などと、とんでもない説明をしてくる歯医者さんもいます。実際にこういう歯医者さんがおり、何名かの患者さんが当院にいらっしゃいました。

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ぜひ一度ご相談ください

以上のような点にお気をつけいただき、インプラント治療を受ける歯医者さんをお選びいただければ、間違ったことにはならないのではないかと思います。
と同時に、90年代に6年間の間、アメリカでインプラント治療をはじめとする補綴治療を学んできた私の考えもご理解いただけたのではないかと信じております。

タケスエ歯科医院では、基本はあくまでも「ご自身の歯が大事」です。
院内キャストメンバー一同とチームワークを組み、患者さんの歯を徹底して守ってまいります。
出来る限り歯は削らず、歯は抜かず、健康な歯のままでお歳を重ねていっていただきたい。
その中で、万が一不幸にも、あらゆる努力をしてでもその歯を助けることが出来なくなってしまった場合には、その歯を抜かせていただくこともあるかもしれません。
そのときに、なくなってしまったその歯を補うためのいくつかの選択肢の中に、このインプラント治療があるだけの話です。

もちろん全ての症例でインプラントがベストではありませんので、場合によっては、私はあえてインプラントをお勧めしない場合もございます。
現在ご通院中の歯医者さんでインプラント治療を勧められて迷っている方、治療方針に疑問を感じておられる方、いまひとつ踏み切れないでいる方…。
いらっしゃいましたら、当院では、セカンドオピニオンだけをお求めでのご来院も歓迎しております。
ぜひ一度ご相談ください。

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